2020年04月24日 18:27

作家・高橋源一郎さんが20年の歳月をかけ「論語」を完全新訳した「一億三千万人のための「論語」教室」は昨年10月刊行以来好評を博し、4月現在、9刷発行部数7万部を突破するロングセラーとなっている。

河出書房新社は、約2500年前の戦乱、疫病、飢饉による混乱をきわめた時代に、苦しみに喘ぐ民衆の姿を見つめることから発せられた孔子の数々の言葉は、現在新型コロナウイルスという未曾有の災厄に見舞われている人々が生きていくための心の糧になると考え、高橋源一郎さんと相談の上で、4月24日よりブログサイト「note」上にて、「「コロナの時代」に「論語」を読むこと。」と題し、本書を毎日5節ずつ、半年間限定で特別全文公開を開始する(4月24日は高橋源一郎氏の寄稿エッセイ「「コロナの時代」に「論語」を読むこと」を掲載、本文の公開は25日からとなる)。

「一億三千万人のための「論語」教室」本文より、31「子曰く、学んで思わざれば罔(くら)し。思って学ばざれば殆(あや)うし。」、「いいですか、教わるばかりで自分の頭で考えるということをしないとバカになっちゃいます。でも、他人の意見を聞いたり知識を教わったりしないと、自分の中に閉じこもって考えてばかりいると、すごくヤバいことになっちゃうから、気をつけてください」(はい! わかりました!)

Note「「コロナの時代」に「論語」を読むこと。」はこちら *掲載する文字数に応じて、公開する節数は日によって異なる