
日本コカ・コーラと、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、Mastercard、ジェーシービー、American Express Internationalは、国内に約17万台設置されている「マルチマネー対応自動販売機」において、タッチ決済(コンタクトレス決済)サービスへの対応を4月より開始する。
日本のキャッシュレス決済比率は約21%で、2019年10月の消費増税に伴うキャッシュレス還元事業の開始以降、キャッシュレス決済は伸長傾向にある。コカ・コーラ社の「マルチマネー対応自販機」では約4本に1本がキャッシュレス決済により製品購入されるなど、より身近なサービスとなっている。日本コカ·コーラでは、2002年4月、業界に先駆けて携帯電話の赤外線技術を活用した「Cmode自動販売機」の全国展開を開始し、2007年には1台の自動販売機で複数の電子マネーに対応可能な「マルチマネー対応自販機」の導入を開始。また2019年にはコカ・コーラの公式スマートフォンアプリ「Coke ON」を活用したキャッシュレス決済サービス「Coke ON Pay」を開始している。
今回、新たにタッチ決済が「マルチマネー対応自販機」に対応することで、自動販売機の製品購入時における決済方法の選択肢をさらに拡げる。本サービスにより、「マルチマネー対応自販機」のリーダーに非接触対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)をタッチするだけで、契約者のサインも暗証番号の入力も不要で、コカ・コーラ社製品を購入することができる。コカ·コーラ社では、2020年内に全国1万台の対応自販機の設置を見込んでいる。