2020年03月13日 18:01

筑波大学発ベンチャーのAmbii (アンビー)は、つくば市スタートアップ推進室からの支援を受け、多言語対応したデジタル問診票(Ambii問診票)の試験導入を、つくば市のクリニックで開始した。

Ambiiの多言語デジタル問診票の特徴は、外国人患者が自国の言語で入力できる(現在12言語対応)、QRコードを読み込み患者自身のスマートフォンで入力できる、クリニックは日本語で問診内容を確認できる、という3点。Ambii問診票は、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語、ポルトガル語のみならずベンガル語やタイ語など、12言語に対応しており、クリニックに来院した外国人患者は、クリニック内に設置しているQRコードを自分のスマートフォンで読み込み、自国の言語で入力することができる。また、送信された問診内容は日本語で確認することができ、診断に必要な情報を診察前に収集しやすくすることが可能となる。

Ambiiは、多言語対応したデジタル問診票により医療機関内での患者と医師とのコミュニケーションの障壁を解消することで、患者には安心して医療を受けられる環境を提供し、医療機関には言葉や文化による誤解を減らすことでより適切に診察を行える環境を提供。

外国人が多く住むつくば市で実装することで、インバウンドや在留外国人が増加傾向にある日本の未来課題を先導し解決するモデル都市として、つくば市を全国にアピールしていく。