2020年03月13日 12:12

Liberawareは、千葉県船橋市・西図書館における京セラコミュニケーションシステム(KCCS)の「AI蔵書点検システム」試験導入に伴い、蔵書点検の無人化を目指し、特殊小型ドローン「IBIS」の自動飛行・撮影と「AI蔵書点検システム」との連携について検証を実施する。
現状の図書館における蔵書点検は、全資料を専用の機器で1点ずつ読み取り、図書館システム上の蔵書データと照合するため業務負荷が高い業務となっている。船橋市は、AIの積極的な活用に取り組んでおり、公民館図書室における蔵書点検業務の負荷軽減・効率化を目指し、KCCSと共に船橋市西図書館に「AI蔵書点検システム」の環境を構築し、3月12日から試験導入を開始した。
今回、書架一面の撮影には、タブレット端末を用いた手動撮影に加え、Liberawareの特殊小型ドローン「IBIS」による自動撮影を試験的に行い、無人化も目指す。「IBIS」は、あらかじめプログラミングしたルートどおりに自動飛行を行う世界最小クラスの産業用小型ドローンだ。無人化にあたり、多くの自動撮影が可能な自動飛行ドローンは、大きいサイズ(200g以上)のものが多く、図書館内で飛行するサイズとしては、張り紙や本等の設備への影響から現実的ではなかった。しかしながら、手のひらサイズの小型ドローンを唯一提供しているLiberawareのドローン「IBIS」は、設備への影響リスクが最小限であることから、共同で検証を行うこととなった。