2020年02月12日 12:55

誠文堂新光社は、2月12日、「星を楽しむ 双眼鏡で星空観察」を発売した。

天体望遠鏡がなければ天体観測ができないと思っていないだろうか。天体望遠鏡ほど大げさでなく、でも肉眼だけでは見える星が少なくて物足りない。これから星空の観察を始める人におススメなのが双眼鏡だ。双眼鏡ならば気軽に、夜空に輝くいろいろな星や星座、おもしろい星の並びを見ることができる。

天体望遠鏡で星をのぞくと、像が逆になって星を捉えるのが難しかったり、望遠鏡が大きいので保管が大変だったりする難点がある。一方、双眼鏡はコンパクトで、操作も簡単で初心者でも扱いやすく、双眼鏡を手にしたその日から星空観望を始めることができる。少し慣れれば、星雲・星団、彗星など、さらに小さな天体も楽しむことが可能。むしろ天体望遠鏡よりも手軽なので、愛好家も数多くいる。

本書では、双眼鏡の仕組みや使い方をはじめ、選び方もやさしく解説。双眼鏡で見て楽しめる星や星座、天体について、写真やスケッチ、図版を使って説明している。実際の星空観察で役立つよう、星図や見もののリストとともに、天体の見つけ方も掲載した。美しい星空に潜む「星の見もの」を、双眼鏡でたどり、見つけて、じっくりのぞく、そんな双眼鏡ならではの星の楽しみかたがわかる。双眼鏡好きや天文ファンはもちろん、これから双眼鏡を使って星空観望を楽しみたい人に最適な1冊だ。

定価は1800円(税抜)。発売日は2月12日。

誠文堂新光社