2020年01月27日 17:47

長野県松本市で64年続く印刷会社、藤原印刷は、平和紙業と共同主催で「『効果のあるなしの境界線』展-知っているようでまだまだ知らない紙とオフセット印刷の4つのこと-」を、1月14日(火)~18日(土)に、ペーパーボイス東京にて開催した。
初開催の今回は、紙×印刷で起こり得る、身近な事例を取り上げた展示会をしようと、残念な金・残念な白・微妙なニス・なぞの奥行という、デザイナーあるあるとも言える4つのテーマを設け、藤原印刷のオフセット印刷と平和紙業のファンシーペーパーの様々な組み合わせを展開。見本はすべて持ち帰り可能とし、来場者自身で効果のある/なし(好み)の境界線を考えながら見てもらう展示会とした。
初日から、平日ながら開場と同時に多くの来場者があり、デザインや編集、印刷関係の仕事をしている人から、学生、趣味で冊子をつくっている人、印刷や紙好きな人まで多様な層の集客に成功。来場者数は1日目80人、2日目150人、3日目300人、4日目370人、5日目600人と、最終日まで増え続けた。刷り上がりのイメージが難しいテーマと見本の数々に、「同じインクでも紙によってこんなに仕上がりが違うのか」「やってみたかったけどできなかったので嬉しい」「実際に使ってみたい」などなど、共感の声が寄せられた。
当初来場者500人という目標を掲げていたが、実際には3倍もの来場者があり、同社では、今後も紙と印刷を通して人々に喜んでもらうべく様々な企画を実施していくとしている。