2019年12月05日 11:58

凸版印刷とGSIクレオスは、生分解性プラスチックを用いたレジ袋を開発した。

生分解性プラスチックは、地中に埋めても微生物によって水と二酸化炭素に分解され、廃棄物発生を抑制する効果が期待されており、環境規制の厳しい欧米ではさまざまな製品で使用されている。今回開発したレジ袋は、GSIクレオスが供給する生分解性に優れた樹脂(Mater-Bi)を原料として、凸版印刷が同社から提供された原料に関する情報をベースに、フィルム製造や成型の製造技術力・開発力を活かし、製品化に成功した。

本製品は、従来の石油由来のレジ袋に替わる、自然環境の中で容易に分解されるレジ袋として、コンビニエンスストアなどでの普及を見据えている。凸版印刷は、生分解性プラスチック製品を販売品目に追加し、12月よりレジ袋やごみ袋、日用品を中心とする製品などの販売を開始する。

凸版印刷 / GSIクレオス