2019年09月26日 17:53

世界パラ・パワーリフティング(WPPO)は、東京2020パラリンピックでのパワーアシストスーツ採用を決定し、パナソニックとWPPOはオフィシャルサプライヤーとなるパートナーシップ契約を締結した。
パラ・パワーリフティングは、下肢に障がいのある選手によるベンチプレス競技で、男子は49 kg級から107+ kg級、女子は41 kg級から86+ kg級までそれぞれ10階級ある。プレートの交換・追加作業は補助員が行う。公式試合で使用されるプレートは、一つ10~50 kgの重さがあり、大きな大会となるとプレートの取り外しを1人で100回以上行わねばならない重労働となる。
パワーアシストスーツは、作業をするひとの身にまとうロボットで、作業者の手足の動きをセンサーが感知し、それに応じてモーターが作動し筋力をサポート。今回提供が決まったATOUN MODEL Yは、床面付近から腰の高さでの荷物の持ち上げ下げの際に、腰の負担を軽減するパワーアシストスーツとなる。