2019年07月03日 11:22

日本うつ病リワーク協会は、2月1日よりリワーク(復職支援)プログラムを提供する施設の認定制度を開始した。

リワークプログラムは、うつ病や不安障害を理由として休職した患者の職場復帰と再休職予防を目的としたリハビリテーションとして精神科医療機関で実施されている。現在は全国200カ所以上で実施されており、一定の普及はみられている状況だ。

しかしながら、内容にはばらつきがあるため、通所希望の患者や家族、また産業医や企業の人事労務担当者など関係者からの信頼を高めるためにプログラムのクオリティー向上を目指したガイドラインを作成した。そしてガイドラインの基準を満たすリワーク施設を認定することで、質の高いプログラムを提供するリワーク施設について明らかになるようにした。認定を希望する施設に対しては、リワークプログラムに精通した調査員が、事前の書類審査に加え訪問審査を行う。これまで6カ所の施設が認定を受け、今後も増えていく予定だ(6月27日現在)。

日本うつ病リワーク協会