2019年06月12日 09:20

CO2資源化研究所は、世界で初めてCO2からの乳酸生成の技術確立に成功した。

この技術に関する基本特許は近日登録されることから、生分解性プラスチック「CO2ポリ乳酸」の早期工業化へ向け注力する。プラスチックは、石油由来が主流であり、一部バイオマス(とうもろこし、サトウキビ等)からの生産が行われている。これに対し東大発ベンチャーのCO2資源化研究所では、CO2を原料とするプラスチックの開発を進めている。この「CO2ポリ乳酸」は、先に発表したCO2ポリエチレンに続く、脱石油100%「CO2プラスチック」第2弾となる。

ポリ乳酸とは、石油由来プラスチックの代替品として食品トレー、外食産業でのディスポーザル食器等一般消費者向けの商品として期待されている生分解性プラスチックで、現在は原料のほとんどがとうもろこしだ。「CO2ポリ乳酸」は、100%脱石油で、究極のサスティナブル原料であるCO2から製造するもので、各方面から期待されている。

CO2資源化研究所