2019年02月28日 14:30

福島県楢葉町(ならはまち)の「マリデカフェ(楢葉町大字北田字中満256)」では、東日本大震災の被災地において、民間企業でも協力しあう仕組みを作りたいと、宮城県の雑貨小売店とのコラボを開始した。
今回、コラボ先となった雑貨小売店は、宮城県亘理町(わたりちょう)にある「WATALIS(ワタリス)」。亘理町では日常的に縫い物をする文化があり、「袋(ふくろ)」が訛って「ふぐろ」と呼ばれている巾着袋を手作りして、お米をつめてお祝いやお返しにしていたという。
WATALISでは、亘理町の歴史や文化、高い裁縫技術を次世代に引き継ぐため、看板商品「FUGURO」をはじめとした雑貨等の製作に取り組んでいる。地元の返礼文化の象徴である「ふぐろ」を商品化した「FUGURO」は手のひらサイズで、ちょっとした小物を入れるのにぴったり。現在、カフェの店舗内には、華やかな着物地で作られた巾着袋や髪飾りなど、約10種類の雑貨が販売されている。