2019年02月27日 14:40

長距離無人航空機の研究開発を行うテラ・ラボは、衛星通信を活用した長距離無人航空機の実用化に向け、福島ロボットテストフィールド(福島県南相馬市)及び周辺施設を量産化拠点として計画を開始した。
福島ロボットテストフィールドは、福島イノベーション・コースト構想に基づいて福島県等が整備する世界に類を見ない一大研究開発拠点で、500m級滑走路や通信塔などの様々な研究開発設備を有している。
今後、衛星通信による制御等の実験を重ね、災害発生時に被災地に立ち入ることが困難な場合でも遠隔地から初動における災害情報支援ができる社会システムの実現を目指し、実用化・量産化の体制構築に着手。将来的には、無人航空機だけでなく、有人機や船舶、車両等、より多くの情報収集デバイスと連携を取り、統合型空間情報プラットフォームを確立する。
本計画では、2019年度に実用化、2020年度以降に量産化を実現する計画としており、詳細は3月2日(土)に開催されるシンポジウムで発表される。