2019年02月21日 16:31

アデコは、管理職として働く女性550名を対象に、働きがいや昇進のきっかけなどに関する意識調査を実施した。調査によると、管理職になるきっかけの85%以上が「上司からのはたらきかけ」で、自ら希望した人は1割未満だった。

管理職への昇進については、「仕事のやりがい」(58.9%)、「経験やスキルを活かせる」(45.5%)など職務・仕事内容面を重視。昇進したい女性管理職の割合は55%と過半数を超えており、理由は「給与アップ」(47.8%)が最多。その他には「女性が活躍できる職場にしたい」等、女性活躍の改善に貢献したいという意欲が高かった。

キャリアのロールモデルについては、「いない」が約6割で、キャリア指導者のメンターも「いない」が約8割。さらに女性活躍推進法施行以降に管理職に就いた約4割の人は、管理職への昇進に本法律の「影響があった」と回答した。採用や昇進での男女差は「ない」が半数(50.0%)だった一方、「男性優位」を感じる人も43.6%存在した。