2019年01月09日 06:16

アール・ブリュッ都ギャラリー(ぶらり嵐山内)にて、昨年、京都市上京区のart space co-jinで開催した初個展に引き続き、瀧澤長幸の鉛筆画作品展を開催。嵐山にゆかりのある法輪寺をモチーフにした作品に加え、さらにスケールアップした新作も展示する。
自ら撮影した写真などの資料をもとに鉛筆のみで描かれる瀧澤の作品は、モチーフごと、あるいは部位ごとに異なるパースの集合体で構成される。一見すると写実的に映るそれぞれのモチーフだが、平等院鳳凰堂の屋根は渦を巻く火炎のように反り返り、また鋭い眼光の雉の翼には本来存在しない鉤爪が現れる。これらのデフォルメは瀧澤の作品に独特の強度と緊張感をもたらす。
京都大学 こころの未来研究センターの吉岡洋特定教授に、瀧澤の作品についての解説文を執筆・寄稿してもらった。
瀧澤長幸 展「この、黒き光明 2019」は、1月16日~2月7日10時~17時開催。入場無料。