2018年09月12日 14:53

インテージは、昨今注目を集める「サバ缶」の市場状況を探るべく、魚介類缶詰市場のデータ分析を実施した。

長期にわたって魚介類缶詰市場を牽引していたのは「マグロ油漬け缶(いわゆる「ツナ缶」)だったが、2017年に入り、「サバ缶」の売り上げは、様々なテレビ情報番組で取り上げられたことで伸長。同年12月には、ついに「サバ缶」の販売額は「マグロ油漬け缶」を追い越した。「サバ缶」ユーザーは健康志向の高いシニア層だけでなく、全世代へ広がっており、全ての世代で購入率が増加。さらに「サバ缶」の食べ方も多様化。「そのまま」の割合は減り、「サラダ」での登場が増えている。

一方、メーカー側でも、定番の水煮やみそ煮以外にも、「カレー煮」「トマト煮」など多様な味付けや調理法のアレンジを展開、サバ缶のバリエーションを広げている。