2018年09月07日 17:18

太陽グリーンエナジーは東北サファリーパークと、昆虫を活用した付加価値の高い飼料の創出を目的に、9月1日付で飼料用昆虫の共同研究契約を締結した。
2013年に国連食糧農業機関が「食用昆虫 食品と飼料の安全に関する将来展望」を発表したことで、食糧危機への対応策として昆虫に対する注目が高まっている。太陽ホールディングスでも事業としての検討を始め、コオロギは、昆虫の中でも繁殖力が高く、生育期間が1 月程度と短くて動物の生育に必要なタンパク質を豊富に含んでいることから、最初の研究テーマとなった。一方東北サファリは多種多様な動物の生態に関する知見・育成に関するノウハウがあり、共同研究により、飼料用昆虫を活用し、栄養価が高く、動物が摂取しやすい新たな飼料を創出できると考えた。
コオロギは、太陽ホールディングスの子会社である中外化成の専用研究施設で生産しており、太陽グリーンエナジーにて販売を開始。現在、年間約360kgの生産を予定しているが、今後年間1トン規模の生産・販売を目指す。