2018年08月13日 06:14

誠文堂新光社は、8月24日、「家族のためのユマニチュード―“その人らしさ”を取り戻す、優しい認知症ケア」を刊行する。

認知症の家族を介護していると、突然怒鳴られたり、イヤだと言われたり、途方に暮れることがある。それは、ケアをしている人に優しい気持ちが足りないからではなく、その優しさを認知症の人が理解できる形で、表現していないから。「あなたのことを大切に思っています」という気持ちを伝える技術が、「ユマニチュード」だ。

「ユマニチュード」は、フランスで40年近く実践されてきた、人間らしさを尊重するケア技法。認知症である前に尊厳のある人間に対する敬意を最重要視することを前提に、「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの技術を大きな柱に、誰もが再現可能な技法としてまとめられた。本書では、ユマニチュードの基本的な考え方や、家庭内で誰もが実践できる技術を、平易な文章とたくさんのイラストによる図解でわかりやすく紹介する。

定価は1600円(税抜)。

誠文堂新光社