2018年07月30日 15:33

中尾清月堂は、3月に発表した不思議な「タイポグリセミア現象」を利用した広告が富山ADC審査会「富山ADC賞」を受賞した。

明治3年創業、富山県内に5店舗を展開する老舗の和菓子屋である「中尾清月堂」は、看板商品であるどら焼き「清月」を、3月に大幅改良した。この改良のお知らせを、文字の順番を入れ替えても正しく読めてしまう「タイポグリセミア現象」を用いた文章で広告し、どこが変わったのかをクイズで答えるリニューアルキャンペーンを開催した。

本キャンペーンには、3000通を越える応募があり、富山県内のみの販売にも関わらず、10日間の期間中5万9200個のどら焼きを売り上げ、過去最高の販売実績になった。さらにこの広告は、富山県の優れたデザインを集めた富山ADC審査会で「富山ADC賞」を受賞した。広告デザイン担当は、羽田純さん。

中尾清月堂