2018年06月15日 16:22

日本が世界に誇る映画監督・小津安二郎の生誕115周年を記念し、6月16日(土)より、7作品が4Kデジタル修復版としてスクリーンで蘇る。U-NEXTではこれを記念し、現存する37本のうち、34本をすべて見放題で配信開始する。

そのうちの1つ、「大人の見る繪本 生れてはみたけれど(1932年)」は、サイレント期の小津作品の中でも名作といわれる1本。子供たちの視点から、大人社会に存在するヒエラルキーをユーモアたっぷりに描き出す。当時の社会情勢も反映させつつ、暗いだけの物語にならないのが小津演出のすごいところ。

また「東京物語(1953年)」は、世界の映画監督が選ぶ「最も優れた1本」に選ばれた小津の代表作。家族の絆とは何なのかを浮き彫りにする、今観ても色褪せることのない普遍的な物語となっている。さらに「小津作品はじめまして」でも楽しめる特集ページも用意した。