2018年06月04日 15:57

不動産賃貸仲介大手のハウスコムは、従業員の奨学金返済支援制度を新たに導入することを決定した。「奨学金返済支援制度」とは、夏の賞与に奨学金返済資金分として15万円を追加支給する(30歳になるまで、毎年の夏の賞与で支給。但し収入が一定水準を超えた場合は除く)というもの。

大学生の約半数が奨学金を利用しているといわれている昨今では、その返済が新社会人にとって大きな負担になっている。特に懸念されるのは、知識の習得を始めとした自己投資をもっとも力を入れたい20代のうちに、返済負担のために思ったような自己投資ができなくなること。

そこで同社では、成長意欲の高い若手社員の自己投資の機会損失を防ぐための一歩踏み込んだ施策として、奨学金の返済支援制度を導入。2019年4月入社予定の新卒新入社員を対象としてスタートするが、既存の若手社員への制度拡大も視野に入れている。