2018年05月31日 12:05

ATOUN(アトウン)は、従来のアシスト機器よりも着用がしやすく、日常の歩行をより自然にサポートできる、パワードウェアのプロトタイプ「HIMICO(ヒミコ)」を開発した。
パワードウェアとは、人間のパワーを引き出すモータを使用した、ウェアのように軽い「着るロボット」のこと。「HIMICO」の着用により、ロコモティブ症候群の高齢者が、無理なく歩行できるようになることに加え、歩行機能の回復により筋骨格系疾患だけでなく生活習慣病などさまざまな疾患予備軍の状態から健康状態へ復帰することが期待される。
重量が約3.5kgと軽くなり、使用者がひとりで容易に脱ぎ着できる着用性を実現したことで、普段の生活の中でも気軽に歩行トレーニングに取り組める環境づくりにも貢献。今後は、さまざまな疾患予備軍からの離脱を目指した歩行トレーニング用途での開発と並行して、健康増進用途での試作機開発を進め、一般販売を視野に、2019年にはテストマーケティングに取り組む。