2018年05月07日 06:52

創刊70周年を迎えた「美術手帖」は、5月7日発売の2018年6月号から、隔月発行に移行し、電子版の販売も開始。リニューアル第1号となる6月号は、「アートと人類学」を特集する。
人間存在にまつわるあらゆる事象について探究する学問、人類学。観察参与という手法や、体験に重きを置くその思考方法は、ときにアーティストたちにも影響を与えてきた。そして人類学もまた、美術の手法に学び、表現の営みについて考察してきた歴史を持つ。
本特集では、フィールドワークによる作品から研究機関でのプロジェクトまで、美術と人類学のクロスポイントにある実践の数々を取り上げる。巻頭座談会では、写真家・映像人類学者の港千尋、アーティストの笠原恵実子、映像人類学者としてアーティストとの協働も積極的に行う川瀬慈が、「イメージ」の扱い方をテーマに、それぞれ異なる立場から語り合った。
「美術手帖6月号」は5月7日発売、1600円+税となる。