2018年04月16日 17:51

電子書籍事業を行うアムタス、イーブックイニシアティブジャパン、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ、パピレス、ビーグリーの5社は発起人となり、健全な市場の発展を目的とした「日本電子書店連合」を設立した。電子書店を展開する事業者に広く参加を呼び掛け、連携して活動を進めていく。

インターネットやスマートフォンの進化にともなって電子書籍市場は毎年2ケタ成長を続け、2017年には2001億円に達した(出版科学研究所調べ)。その一方で、海賊版サイトをはじめとしたさまざまな問題が起きている。

問題解決のため、政府により著作権保護に関する法整備や海賊版サイトに対するブロッキングなどの対策が検討されている。一方で、読者に対する正規版購入への理解と啓蒙活動が不可欠であり、これはインターネットを通じて読者へコンテンツを届けている電子書店が率先して行うべき役割だと考えた。そこで関係各社が連携して対策を進めていくため、今回の団体設立に至った。