2018年04月03日 16:19

OKIは、ディープラーニングを用いて、「人の自然な表情や振る舞いから人の潜在的な感情を推定する技術」の研究開発を開始する。本技術では、焦りや困惑、興味や関心などの人の潜在的な感情領域で、対話型システムの利用シーンにおいて必要とされる感情を推定する。
たとえば、公共施設や商業施設に設置されるKIOSK端末への適用では、操作映像から利用者が焦っていたり困惑したりしていることを検知すると、有人オペレーターにつないでチケット購入などの支援が行えるようにする。また、サイネージシステムへの適用では、コンテンツに関心をもって立ち止まっている人を検知すると、システムから話しかけ、対話を通して興味や関心を判断しながら店舗や商品を提案していくことで、多様なニーズをもつ利用者の満足度向上を実現する。
2018年度中には、本技術の精度向上のためフィールド実験を行い、2020年度の実用化を目指す。問い合わせはこちら。