2018年01月30日 15:27

クロスランゲージは、無料で使える翻訳サイト「CROSS-Transer」に、ニューラル機械翻訳機能を追加した。「CROSS-Transer」は登録不要で利用できる自動翻訳サイトで、現在、11言語と日本語の双方向での翻訳に対応している。このうち、英語と日本語の翻訳で、新たにニューラル機械翻訳が利用できるようになった。
ニューラル機械翻訳とは、深層学習(ディープラーニング)を用いた人工知能(AI)を自動翻訳に適用したもので、従来の自動翻訳と比較し、より人が翻訳したものに近い流暢な訳文になる傾向が見られる。同社における社内評価においても、一般文、会話文、ニュース文のいずれの分野でも翻訳精度の向上が確認できたが、特に会話文の翻訳精度が著しく向上しているという。
今回はベータ版として公開されるが、正式版としての公開に向け、更なる翻訳精度の向上や、ユーザーによる訳語のカスタマイズ、対応言語の追加などを予定している。