2017年05月24日 14:24

天夢人より5月24日に「SINRA」7月号が発刊された。特集は「君の隣にいる妖怪」。妖怪は、日本古来のアニミズム(自然崇拝)や森羅万象に神を見出す八百万の神々の思想に根ざして発生し、人々は畏れ敬ってきた。今号では、その不思議な異界のモノたちをさまざまな角度からひも解く。

案内人には人気作家・京極夏彦さんを迎え、京極さんの装丁も手がけるイラストレーターの石黒亜矢子さんとの巻頭モノノケ対談をはじめ、京極さんが選んだ妖怪の本棚や名所などを紹介。巻頭グラフ「妖怪の島、ニッポン」では、フランス人写真家シャルル・フレジェさんが、日本各地に伝わる祭りや民俗芸能などを訪ねカメラで捉えた、鬼神たちが不思議な雰囲気をまとって登場する。

その他、妖怪図絵や漫画の変遷をたどりながら、現代のかわいい姿で描かれた妖怪ギャラリーなども掲載。なお6月8日にはSINRA統括編集長とアンソロジスト東雅夫さんによる妖怪対談を開催。詳しくはこちら