2017年05月09日 14:55

河出書房新社はいま世界中で翻訳される作家・中村文則の珠玉の傑作短篇集「A」(2014年に単行本刊行)の文庫版を5月8日に発売する。
中村文則(なかむら・ふみのり)は、1977 年愛知県生まれ。2002 年「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。
本書は、女の後をつける男、罪の快楽、苦しみを交換する人々、妖怪の村に迷い込んだ男、首つりロープのたれる部屋で飛び跳ねる三つのボール、無情な決断を迫られる軍人、小説のために、身近な女性の死を完全に忘れ原稿を書き上げてしまった作家。世界中で翻訳&絶賛される作家が贈る13の「生」の物語。
文庫発売及びデビュー15周年を記念して、河出文庫既刊3点と合わせた「中村文則の世界」フェアを全国400以上の書店で同時開催。フェア開催店限定で単行本未収録の特別ショートストーリー「糸のからまり」収録のフリーペーパーも配布する。
「A」は、5月8日に発売。本体価格550円(税別)。