2017年05月08日 11:07

産経新聞社と司馬遼太郎記念財団は、6月2日~7月9日にそごう横浜店6階「そごう美術館」で、回顧展「没後20年 司馬遼太郎展―21世紀“未来の街角”で」を開催する。
「竜馬がゆく」などの歴史小説や、「街道をゆく」などのエッセーを通して、日本とは何か、日本人とは何か、を問い続けた司馬遼太郎さんが亡くなって20年が過ぎた。回顧展は没後20年にあたる2016年から国内6カ所で巡回しており、横浜が唯一の東日本地区での開催となる。
本展は、戦国時代の人々の生きざまから歴史を描く「16世紀の街角」、近代国家へと大きくうねる時代を俯瞰する「19世紀の街角」、日本のあり方を標榜した「21世紀の街角」の3部に分けて展示。それぞれの時代を舞台にした作品の自筆原稿や挿絵、初刊本などを紹介する。とくに、産経新聞記者時代に直木賞受賞作「梟の城」を執筆した文机や絶筆となった産経新聞連載エッセー「風塵抄」の自筆原稿などは必見だ。
入館料は、大人1000円など。