2017年04月27日 10:40

KADOKAWAは、4月26日、第37回横溝正史ミステリ大賞の選考会を実施した。

選考委員の審査により、今回は、大賞は該当作なし。これに準ずる優秀賞として、染井為人さんの「悪い夏」が選出され、副賞として賞金30万円が贈られる。また、奨励賞として長谷川也さんの「pH(ぺーはー)」が選出された。

横溝正史ミステリ大賞は、50余年に渡り探偵小説を精力的に執筆し続けた横溝正史にちなみ、昭和55年、未来のミステリ作家を広く募集、発掘するために設けられた。400字詰め原稿用紙350枚~800枚の作品を対象とし、今回は194作品の応募があった。第37回の選考委員は、有栖川有栖さん、恩田陸さん、黒川博行さん、道尾秀介さんが務め、選評は6月12日発売の「小説 野性時代7月号」に掲載予定。受賞作は、KADOKAWAより刊行を予定している。

横溝正史ミステリ大賞公式サイト