2017年03月06日 11:53

レバレジーズキャリアが運営する介護士の派遣・転職支援サービス「きらケア」は、3月6日、介護資格を持たない主婦・フリーターなどが無料で介護資格を取得できる支援制度を開始した。
2017年1月29日に実施された介護福祉士の国家試験では、受験者数が約8万人と例年より半減した。今年度から、受験要件として最長450時間の研修が義務付けられたことが要因とみられている。
そこで同社では無資格者へ積極的に資格取得の支援を行い、「きらケア」から輩出する人材は全員有資格者を目指す。2018年3月までに100人、2022年3月までに累計1,500人の有資格者を輩出する計画。また今後は支援対象とする資格を、介護職員初任者研修だけでなく、介護職員実務研修、介護福祉士にまで広げる予定もあるという。
有資格者は無資格者より月給が約1.6万~4万円高いうえ、勤続年数も1~3年長くなっており、同社では無資格者へ資格取得制度を提供することでこの格差を解消し、より好条件で長く働き続ける環境を作りたいとしている。