2017年03月03日 08:44

パナソニックは、「耳の日」である3月3日より、難聴の人が聞き取りやすい言葉に満ちた「言葉のバリアフリー」社会を目指し、「Talking Aid Project」を開始する。
65歳以上の日本人の約半数は老化によって言葉の聞き取りが困難になるといわれ、高齢化が進む中での社会課題になると考えられている。特に発音によって聞き間違えやすい言葉は補聴器を使用しても聞き分けが難しく、円滑なコミュニケーションの妨げとなっていた。
今回、「Talking Aid Project」は、三省堂と、聞き間違えやすい言葉の言い換えや発音のコツを掲載した無料のデジタル辞書「聞き間違えない国語辞典」を共同開発。本辞書は、聞き間違え頻度の高さを判定するAIプログラムによって抽出された言葉約150万組を収録する。聞き間違えやすい言葉の言い換えや、言い換えが難しい場合の話し方のコツなどを提案すると同時に、独自フォントで聞き間違えやすい言葉を「見える化」した。