2017年02月22日 09:49

主婦の友社は、雑誌「主婦の友」の創刊100周年を記念し、1917年2月14日に刊行された「主婦之友」創刊号の電子版を電子書店で販売開始した。
「主婦之友」が創刊されたのは全国各地で大正デモクラシーが叫ばれる時代。東京家政研究会(主婦の友社の前身)の創立者・石川武美の「結婚して、子どもが生まれたら、知りたいこと、教わりたいことは山ほどあるはず。主婦たちの切実な要望にこたえるものしたい」との思いから、大衆の生活に根ざした生活技術啓蒙誌として誕生した。
創刊号には、新渡戸稲造の「夫の意気地なしを歎く妻へ」をはじめ、「お金を上手に遣う五つの秘訣」「共稼で月収三十三圓の新家庭」「手軽な経済料理法」など、現代においても興味関心をひかれる記事が満載だ。当時の人々の生活がみずみずしく感じられる貴重な資料ともなっている。
販売価格は108円(税込)。販売書店は、honto、Amazon.co.jp、楽天ブックスなど主要電子書店。