2017年02月20日 09:29

地盤ネットホールディングスは、子会社の地盤ネット総合研究所が研究開発した人工知能(AI)を活用した、戸建住宅向け地盤解析の実用化を開始した。
戸建住宅向けの地盤解析は、地盤調査による調査ポイント毎のデータに加え、支持力や沈下量計算、近隣地形などを総合評価した人的判断によるものが一般的。当社では昨年より人工知能(AI)の研究を開始。過去十数万件に及ぶ膨大な解析物件データを人工知能(AI)へ学習させ、改良と検証を重ねてきた結果、当社の解析基準に合致した信頼性の高い解析結果を導き出すことに成功した。
過去の不同沈下データや地震等による災害現場のパターンを学習させ、再発防止を可能にすることや、統一した解析基準の徹底によりヒトによる解析基準のバラつきを解消させることが期待されており、同社では今後も最新技術を取り入れた研究開発に尽力し、地盤業界の見える化(透明化)を促進するとしている。