2017年11月08日 08:26

JA全農にいがたは、新潟県特産の高級西洋なし「ル レクチエ」の販売解禁日を11月22日に決定した。
「ル レクチエ」は、フランス生まれの西洋なしで、日本では1903年に新潟県で栽培されはじめた。皮が薄く、傷つきやすいデリケートな性質から、当初は試行錯誤の繰り返し。しかし、ひとつひとつ袋をかけて大切に栽培するなど、産地をあげて本格的な栽培に取り組み、平成に入った頃、安定的に出荷できるようになった。
他の西洋なしと比べて特徴的な点が追熟期間の長さ。例えば、「ラ・フランス」の追熟期間は15~20日間ほどだが、「ル レクチエ」は約40日間の追熟期間を要する。県産「ル レクチエ」は、早出し競争による品質低下を防ぐため、JAグループの自主的な取組として販売解禁日がもうけられている。生産量が限られ、出荷時期が約1カ月と短いため、希少価値の高い高級西洋なしとして、特に贈答用果実として評価が高い。