2017年09月07日 14:24

スワローインキュベートは、パナソニックの特許を活用した「虹彩認証技術」「虹彩認証 SDK/API」を開発。このたび、ハードウェアメーカーや自動車会社、システムインテグレータ向けに実証実験パートナーの募集を開始した。

虹彩認証は、生体を使った本人認証方式であるバイオメトリクス認証(生体認証)技術の一つ。虹彩は目の中にある瞳孔の周りのドーナツ状の薄い膜のことで、この虹彩模様は一人一人異なり、他人と重複する確率が非常に低いことが特徴。また指紋認証・静脈認証と異なり、タッチレス(非接触型)を実現でき、顔認証をはじめとした他の生体認証技術よりも他人受入率が低いことから、セキュリティ精度が高い次世代のセキュリティ技術と言うことができる。

同社が研究開発を行った虹彩認証技術は、屋外や多様な環境下でも認証精度を落とさない虹彩画像合成技術などが特許として権利化されており、現状の虹彩認証の課題を克服することで実用化されることが期待されている。