2017年07月05日 09:44

7月3日、米倉涼子さんがニューヨークのブロードウェイで、ミュージカル「シカゴ」の大舞台へのカムバックを5年ぶりに果たした。「シカゴ」は、1920年代の禁酒法時代の米シカゴを舞台に愛人を殺した悪女ロキシーが、悪徳弁護士とマスコミの力を借りて無罪を勝ち取っていくまでを軸に描いたミュージカル。
米倉さんがソロを歌い終えると自然と客席が歓声に包まれ、終演後に会見に応じた共演者トム・ヒューイットは「彼女は美しいだけではない、文化という国境を超えて輝ける才能を兼ね備えている」と絶賛した。
ブロードウェイでは人種差別や偏見を撤廃した配役に重きが置かれ、アフリカ系アメリカ人(黒人)や中南米系(ヒスパニック)が様々な役柄を演じる機会は多い。一方で、アジア人は極めて少ないのが事実。そんな中、ブロードウェイを代表する演目にアジア人が2度にわたり主演した功績は大きい。なお、「シカゴ」は8月2日~8月13日に東京・東急シアターオーブにて20周年記念ジャパン・ツアーを行う。