2016年12月13日 08:22

ヤマハは、音のユニバーサルデザイン化支援システム「おもてなしガイド」が、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)主催「IAUDアウォード2016」において金賞を受賞した。
「おもてなしガイド」は、言語や聴力の違いにかかわらず、誰もが確実にアナウンスの内容を理解できるようにするために開発されたシステムだ。対応した施設では、専用のアプリを起動して、流れてくるアナウンスをスマートフォンのマイクで拾うだけで、その内容をさまざまな言語に翻訳された文字で確認することができる。
「IAUDアウォード」は、「ユニヴァーサルデザインの更なる普及と実現を通して、社会の健全な発展に貢献し、人類全体の福祉向上に寄与すること」を基本理念として活動しているIAUDが主催するもの。審査員からは「特に多くの訪日外国人を迎えるオリンピック・パラリンピックを2020年に控え、おもてなしガイドのシンプルさと実用性を高く評価した」と講評された。