2016年12月09日 15:13

三省堂は、イギリスQuintessence社刊行の”THIS IS CINEMA”の日本語版となる「世界シネマ大事典」を、12月9日より発売開始した。
本書では、1990年代の映画草創期から21世紀の現在に至るまで、古今東西の名作映画を、年代別およびジャンル別に分類し網羅。それぞれのジャンルごとにポスターや写真を豊富に配し、主要な作品や監督、俳優などについてわかりやすく解説するとともに、歴史年表を付して当時の社会や政治の状況をあわせて理解できる構成となっている。
見開きで個々の映画をとりあげているページでは、作品についての評価も含めた短いエッセイ、写真を使ったあらすじの紹介、映画制作者のプロフィールや関連事項に関するコラムなど、多角的な解説が施されている。日本映画では、小津安二郎「東京物語」、黒澤明「七人の侍」、大島渚「愛のコリーダ」、宮崎駿「千と千尋の神隠し」の4作品が見開きで詳しく紹介されている。定価4200円(税別)。