2016年08月04日 11:32

ヤマハと東海旅客鉄道は、東海道新幹線の駅構内において、ヤマハが開発したアプリケーション「おもてなしガイド」を活用した多言語対応サービスの実証試験を実施する。

「おもてなしガイド」は「音のユニバーサルデザイン化」を支援するシステムで、本システムを導入してアナウンスを流すことで、インターネット環境がない人のスマートフォンにも、その内容を多言語化された文字情報として提供することが可能。既存のスピーカーやアナウンス設備などを活かしたまま導入できる。

実証試験では、「おもてなしガイド」の翻訳機能を駅の放送装置と組み合わせ、駅における日本語アナウンス放送を、手持ちのスマートフォン等に日本語や任意の外国語に翻訳表示。鉄道環境下での音声認識の正確性やシステムの安定性など技術的な課題を確認し、アプリを使用した人にアンケート調査を行ってニーズを把握する。試験期間は平成28年8月26日~平成30年3月末(予定)。