2016年07月26日 04:46

信州大学繊維学部と東京都立産業技術研究センターの研究グループは、歩行の動作を支援するパンツタイプのロボティックウェアcurara(R)(クララ)の試作モデル開発に成功。7月21日、文部科学省情報ひろばラウンジにて発表会を開催した。

curara(R)(クララ)は、要介護者の自立支援をめざして開発されている身体装着型のロボット。着用する人の骨格を利用し、関節の動きを補助する非外骨格型で、身軽に優しく着用できるだけでなく、歩く方向を変える時に下肢をねじるなど、身体を自然に動かすことができる。

また装着にかかる時間が約3分と、従来のものと比べて極めて簡単に装着できるため、病気や高齢化で足腰の弱った患者やリハビリ用の医療・介護ロボティックウェアとして期待されており、数年後の実用化を目指している。なおクララという名前は、「アルプスの少女ハイジ」(原作:ヨハンナ・シュビリ「少女ハイジ」)の登場人物クララにちなんでつけられた。