2016年07月04日 08:25

この夏、世界文化遺産登録5周年を迎える平泉・中尊寺は、秘佛「一字金輪佛頂尊(いちじきんりんぶっちょうそん)」御開帳と、天台寺の「桂泉観音(けいせんかんのん)」出開帳を同時開催している。
一字金輪佛頂尊は12世紀、奥州藤原氏3代秀衡の念持仏と伝えられている。日輪(太陽)をあらわす円形の光背から素月(そげつ)の様に白く浮き上がった姿から、「人肌の如来」とも称されている。桂泉観音はカツラ材の霊木に流れる様に施された「鉈彫(なたぼり)」のノミ目が美しい仏像。みちのくを代表する平安の二仏に同時に出会える、最初で最後の機会となる。
一字金輪佛頂尊の御開帳は11月6日(日)まで。桂泉観音の出開帳は7月30日(土)~9月11日(日)。詳細は中尊寺事務局総務部(電話)0191-46-2211。