2016年06月28日 08:21

ヤマト運輸は、日本物流団体連合会主催の第17回物流環境大賞において、路線バスを活用した宅急便輸送「客貨混載」の取り組みが「物流環境保全活動賞」を受賞した。
物流環境大賞は、物流部門における環境保全の推進や環境意識の高揚を図ることを目的として、物流の健全な発展に貢献した団体・企業または個人を表彰する制度。
「客貨混載」の取り組みは、過疎化や高齢化が進む中山間地域におけるバス路線網の維持と物流の効率化による地域住民の生活サービス向上が目的。トラックで運行していた区間の一部を路線バスに切り替えて輸送することで、CO2排出量の削減につながり、環境負荷低減を実現することができた。また、環境負荷低減に留まらない幅広い効果として、バス事業者にとってはバス路線網の維持につながる新たな収入源が確保され、バス路線網の維持につながる。ヤマト運輸にとってはセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、集荷時間の延長など、より地域に密着したサービスを行えるようになった。