2016年02月22日 15:34

キヤノンマーケティングジャパンは、広島県の安田女子大学に、米国3D SYSTEMS製の3Dプリンター「ProJet 660Pro」を納入した。

安田女子大学では、「造形デザイン学科」を2016年4月に新設するのに先立ち、「形状造形」のプロジェクトを設け、より実践的な教育を開始している。「ProJet 660Pro」は、着色でき質感の良い石膏の造形物を、高精度かつ高速、低コストに造形することが可能。原爆ドームや旧浦上天主堂の再現プロジェクトでは、現存しない建造物の数少ない写真を組み合わせ、3Dデータを作成して3Dプリンターで出力することにより、再現に成功した。

今後3Dプリンターを全面的に活用することで、学生の造形力を養い教育効果を高め、新しい教育の可能性を広げていきたいとしている。一方キヤノンMJは、今回の3Dプリンターの納入に加え、3D関連ソフトや3Dデータの活用、導入支援などをトータルでサポートしていくことで、安田女子大学の人材育成を支援する。