2015年10月15日 09:13

立命館大学は、びわこ・くさつキャンパスに「食科学部(仮称)」を設置する準備を進めることを決定した。

現代経済社会において、「食」は、農業・漁業・食品生産などのモノの生産から、流通・外食・ホスピタリティ産業に代表されるサービス生産に大きく比重を移している。それらを包摂した巨大な食産業への優秀な人材輩出が、全世界で必要とされている。こうした社会的背景を受け、日本で初めてとなる、「食科学部(仮称)」の設置に向けた準備を進めることとなった。

食科学部のコンセプトは、人間、社会の最も根源的な活動である「食」を、人文科学・社会科学・自然科学の領域から総合的・包括的に捉え、「食」の問題を俯瞰的にかつ深く理解すること。実践的な課題解決能力やマネジメント能力を有する人材の育成を目指す。

開設年度は2018年度を目指す。入学定員は300名前後。なお、本内容は現時点での構想であり、今後の検討によって変更する可能性がある。