2015年09月28日 15:26

アディダスは、廃棄物ゼロのスポーツ用品プラン「Sport Infinity(スポーツインフィニティ)」を発表した。

「Sport Infinity」は、欧州委員会による資金援助のもと、同社が主導する研究プロジェクト。さまざまな業界、学識経験者を集め、破損したスポーツ製品と他の産業からの余分な材料とを、ひとつに組み合わせていこうとする取り組みだ。航空機製造に使用される炭素から、FIFAワールドカップでのゴールを生み出したスパイクに含まれる繊維に至るまで、あらゆるものが取り込まれていく可能性を示している。

このプランでは今後3年間にわたり、フットボール・スパイクを使い捨てる習慣を終わらせることを目標に掲げている。一足一足のスパイクを単なるリサイクル品にとどまらせず、グラム単位で粉砕し、接着剤不使用のプロセスで再生することで、消費者に幅広いパーソナライゼーションの機会を提供するとしている。