2015年09月25日 11:06

日本紛争予防センター(JCCP)では、9月2日より、ソマリアにて女性と若者の経済的自立を支援する活動を開始した。

ソマリアでは、1980年代から続いた内戦によって多くの人命が奪われた。現在、国民の人口の約70%が若者で構成されている。しかし混乱した国内で活路を見出せない若者は、海賊となって外国商船を襲い、外貨を得るビジネスに携わることもある。また、内戦によって夫や父親を亡くした女性たちは、自分たちが稼ぎ手となって家族を経済的に支えざるを得ない。こうした背景から、ソマリア北部の港町ボサソでは商売人の約70%が女性だと言われている。

今回、JCCPは国連プロジェクトサービス事務所と連携し、ソマリアの女性と若者に注目。彼らが経済的に自立できるための能力向上を目指した支援を開始した。「比類なき人類の悲劇」とも称されるソマリアで、今、女性と若者が未来へ向かって動き始める。

詳しくはこちら(http://www.jccp.gr.jp