2015年09月07日 15:04

アイデムが運営するフォトギャラリー「シリウス」は、笹崎正明ピンホール写真展「記憶の断片」を、9月10日より開催する。
笹崎さんは宮城県の田舎育ち。小学校時代は、終戦後の荒んだ時代で、見渡す限り山と川・田畑に囲まれ、泥んこまみれになって朝早くから夕方遅くなるまで野山を駆け回って遊んだ。中学生になると、子供たちも風呂焚きや牛や馬への草刈などの仕事の分担が決まっており、毎日の日課としてそれらの仕事を行なったという。
笹崎さんは、「今ではその時代の佇まいや光景を殆ど見ることができなくなったが、そんな自分の人生を思い出しながら、自作ピンホールカメラで追ってみた。あの時代の生活や環境などの空気を断片的にでも感じていただければ」とコメント。宮城県・山形県・東京都などで撮影したモノクロ写真40点を展示する。
期間は9月10日~9月16日、入場は無料。写真展の様子は「シリウスブログ」でも紹介する。