2015年08月31日 16:18

日本ベーリンガーインゲルハイムは、「オフェブ(R) カプセル100mg、150mg(一般名:ニンテダニブエタンスルホン酸塩)」を、特発性肺線維症(IPF)の効能・効果で発売開始した。
オフェブ(R)はIPFの治療を目的としてベーリンガーインゲルハイムが開発した、IPFにおける7 年ぶりの新薬であるとともに、初の分子標的薬。肺線維症の発症機序への関与が示唆されている増殖因子受容体、特に血小板由来増殖因子受容体(PDGFR)、線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)、および血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)を標的にする。
日本ベーリンガーインゲルハイム代表取締役社長である青野吉晃さんは「この疾患の治療法は研究途上であり、治療の種類も多くない。この発売により、日本のIPF 患者さん、ご家族や先生方に新たな治療選択肢を提供できることを誇りに思う」とコメント。オフェブカプセル100 mg、オフェブカプセル150 mgの薬価は、それぞれ4,382.90 円、6,574.40 円。