2015年08月24日 15:28

住友商事は、クボタが新たに開発した多目的トラクタを、両社合弁の現地販売会社であるクボタ農業機械インド(KAI)を通じてインド市場に投入し、本格的な開拓を進めていく。

インドは世界第二位の農業人口を抱え、トラクタの需要において年間約60万台の規模を誇る世界最大の市場だ。また、農作業以外にトレーラーを牽引して農作物や土木資材の運搬を行うなど、年間を通してトラクタが使用されている。

今回開発されたトラクタは、このインド特有のニーズに対応し、高い牽引力を有しているため、水田・畑作作業のほか、運搬作業などさまざまな用途に使用可能。耐久性、操作性にも優れ、高出力である一方、低燃費で環境に配慮したクボタ製エンジンを搭載している。10月にタイのクボタ子会社で量産を開始し、11月からKAIを通じて販売される予定だ。

今回投入するトラクタのモデル名は「MU5501」。発売日は11月(予定)。