2015年04月17日 17:59
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国境なき医師団(MSF)は、西アフリカにおける過去1年のエボラ流行に関する報告書の日本語版「極限まで、そしてその先へ」を公開した。

報告書は「今回の流行では国際社会の過ちが露呈し、その代償として大勢の人が命を失った。開発途上国の保健医療体制が抱える弱点にはじまり、国際援助活動の行き詰まりや停滞まで、この流行から得た教訓は、あらゆる人たちの役に立つはずだ」と総括する。

エボラ出血熱患者は減少し、3月末から4月初旬にかけては西アフリカ全域で合計30人にとどまった。各地のMSFエボラ治療センターには現在、合計14人の感染確定患者・感染の疑われる患者が入院中だが、たとえ1人でも患者がいれば、エボラの流行は続く。

現地では今も感染リスクを伴う埋葬が行われ、感染者と接触した人の追跡率も低い。これらの指標は、流行は未だ制御されていないということを意味している。